スパーブアゲインの訃報~疝痛~


1月5 日、中山で競馬を楽しみながら、ふとTwitterを見ると『スパーブアゲイン 訃報』の文字が目に入りました。『期待の明け3歳馬』と『訃報』の2文字がアンバランス過ぎて、『はっ?』っと目を奪われたのを覚えています。



私は今年26歳になりますが、この26年間『訃報』の意味を間違って生きてきたのか?とすら思いました。実際に記事を読んでみると、5日早朝に疝痛を発症し、昼前に亡くなったとのことでした。




コーナー曲がれない馬なんて少々バカにしたこともありましたが、これも愛情の裏返し、『愛馬の死』は非常に悲しい出来事でした。胃破裂なんて想像しただけでお腹が痛くなりそうな、辛かったでしょう。ゆっくり休んでください。現地観戦は叶わず、生でその姿を観ることは出来ませんでしたが、決して忘れることはありません。




父にこのことを話すと、『疝痛で急死か、前掻き始めて鼻息荒くなって、あっという間に合掌だよ』とのことでした。正直、『疝痛』と言うワードはたまに聞く程度で、詳しい意味は知りませんでした。知識を深める意味でも調べてみました。






疝痛

馬の腹痛を伴う病気を総称していう。疝痛には便秘疝、風気疝、変位疝などがある。(1)馬は解剖学的に、胃の容積が小さく、胃の噴門の構造上嘔吐することができない。(2)腸管が長いので固定されにくく、腸の位置が変わりやすい。(3)腸管の太い部分と狭い部分があるため、内容物がたまりやすいなど疝痛を起こしやすい構造をしている。腸管等に原因があるほか、飼養管理ミスや運動不足でも発症する。特に、変位疝(腸捻転など)は致命的である。(引用, JRA., http://www.jra.go.jp/kouza/yougo/w78.html)

とのことです。



飼料や土壌の話で馬の胃の小ささについて記載しましたが、疝痛が起こる原因として、この解剖学的特徴があるようですね。




また、競走馬の食生活と運動も関係してきます。馬は草食動物であることから、長時間動き回り、低カロリーな草を摂取するように進化してきました。しかし、競走馬は調教時に集中的に運動し、高カロリーな濃厚飼料を食べる、他の時間は厩舎で過ごすという習慣ができています。このスタイルに消化器官が追いつかず、消化不良を起こすことも疝痛発生に繋がるようです。これに関しては生まれ持っての消化器官の弱さも影響します。





さらに『さく癖の有無』、これも疝痛の発生原因となります。さく癖とは、空気を飲み込む悪癖です。セール上場時には、公表事項として挙げられる悪癖ですが、ゲップや嘔吐の出来ない馬にとってこれも疝痛を起こすトリガーとなります。一口馬主の募集時に公表義務があるかは知りませんが、注意が必要だと思います。





かなり簡単ですが、ここで終わります。

合掌。

moetake

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